徳田毅議員の姉、保釈決定 保証金3千万
2013.12.25 17:19 産経ニュース
徳洲会グループの公選法違反事件で、東京地裁は25日、徳田毅衆院議員(鹿児島2区)の姉で2件の公選法違反(運動員買収、買収資金交付)の罪で起訴されたスターン美千代被告(46)の保釈を認める決定をした。スターン被告は同日、保証金計3千万円を納付した。
弁護側によると、スターン被告は11月に逮捕された当初は事件への関与を否定したが、今月13日の勾留理由開示の法廷で一転して全面的に認めた。年明けに始まる公判でも起訴内容を争わない方針で、連座制が適用されて徳田議員が失職する公算が大きい。
起訴状によると、スターン被告は父、徳田虎雄前理事長(75)らと共謀。昨年12月の衆院選で、毅氏の選挙応援に派遣されたグループ職員594人に現金や航空券など計約1億5560万円相当を供与したほか、買収資金6千万円を提供したとされる。
●保釈金とは
保釈金とは、起訴後、留置場から被告人を出してもらう代わりに、逃亡防止のため裁判所に預け入れるお金です。保釈後、裁判所に定められた住居に住み、判決を受けるまで裁判に出席した場合、保釈金は「全額」返却されます。保釈後に逃亡し、裁判に出席しなかった場合は、保釈金の全額を没収されてしまいます。
●保釈金の相場
保釈金は、裁判官が個別事案に応じて、被告人の逃亡を防止するに足りる適切な保釈金額を設定することで決まります。
ですから、保釈金の相場を一概に言うことは難しいのですが、一般的な保釈金の相場は200万円前後でしょう。私は、「最低150万円は覚悟しておくように。」と伝えるようにしております。もちろん、軽微な事件又は審理が終結間近な事件の場合は、100万円前後の保釈金で足りる場合もあります。他方で、複雑で高額被害の経済犯罪の場合、被告人の所有資産が大きい場合には1000万円以上の保釈金を要する場合もあります。