事 案 |
流出した捜査資料の書籍化でプライバシーを侵害されたとして、国内在住のイスラム教徒ら16人が出版元の「第三書館」(東京)に出版差し止めと計5280万円の損害賠償などを求めた訴訟。 問題となったのは平成22年11月~12月に出版された「流出『公安テロ情報』全データ」の初版と第2版。東京地裁はイスラム教徒らの申し立てを受けて出版・販売を禁じる仮処分決定を出しており、第三書館は個人情報を全面削除した上で第3版を出版した。 |
結 果 |
「名誉を侵害されたことは明らか」として、差し止めと計3520万円の支払いを命じた。 |
理 由 |
書籍に記載された個人情報について「極めて詳細で、法的保護に値する」と指摘。書館側は「書籍の内容はネットで容易に入手できる」と主張したが、「出版されればより広範な読者の目に触れる」として退けた。 |
出 典 |
2012.10.26 18:58 産経ニュース http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/121026/trl12102619010005-n1.htm |
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