事 案 |
家具量販店ニトリ(札幌市)が販売した椅子の脚が折れて転倒し大けがをした上、うつ病になったとして、北九州市の40代の主婦が同社に損害賠償を求めた訴訟。主婦は平成20年、自宅で椅子に座り、当時1歳の長男をひざに乗せようとした際、脚部分が溶接の不具合で折れて床に転倒、腰椎骨折で入院した。その後、うつ病を発症し歩行困難となった。 |
福岡高裁の判断 |
「事故で腰の骨を折ったことをきっかけに、家族に迷惑を掛けている負い目や悲しみ、健康が回復しない不安などが複合的な原因となってうつ病を発症した」と指摘。事故と因果関係がある後遺障害と認め、一審福岡地裁小倉支部判決の約960万円から増額した。 |
最高裁の判断 |
ニトリの上告を退ける決定をした。約1580万円の支払いを命じた二審福岡高裁判決が確定した。 |
出 典 |
2013/03/04 22:57 産経新聞 http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/event/trial/635337/ |
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