事 案 |
07年に富士スピードウェイ(FSW、静岡県小山町)で開かれたF1日本グランプリで、シャトルバスの運行がずさんでレースを観戦できなかったり、体調を崩したりしたとして観戦者67人がFSWを相手取り、チケット代の返還と慰謝料など約1950万円の賠償を求めた訴訟。同グランプリは30年ぶりにFSWで開催。車での来場は禁止で、観戦者はシャトルバスを利用した。ところが道路が陥没したり、駐車場が雨でぬかるんだりして、運行が遅れた。 |
結 果 |
東京地裁はFSWの過失を認め、53人に計約80万円の支払いを命じた。判決は「大規模イベントの主催者に期待される調査、管理を怠った」と指摘し、バスを3時間以上待ったり、終電に乗り遅れホテルに宿泊したりした観戦者らへの賠償を認めた。一方、観戦者側が訴えていた会場内の誘導の不十分さや観客席の視界の悪さなどについては「国際的な大規模な大会で一定の混雑が生じることは容易に想像できる」と過失を認めなかった。 |
出 典 |
毎日新聞 1月24日(木)20時25分配信 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130124-00000075-mai-soci |
損害賠償請求・慰謝料請求に関するご相談で弁護士をお探しなら、東京都墨田区錦糸町・押上 アライアンス法律事務所までお気軽にご相談ください。